福岡県の犬鳴峠と旧犬鳴トンネル。
九州でも屈指の心霊スポットとして有名になり、「犬鳴村」という恐ろしい村の噂まで生まれました。
だが、結論から言えば、そんなモノは存在しません。
既出で今更陳腐だと思うのですが、犬鳴の恐怖について、あえて僕なりに紹介したいと思います。
ついてこれる人だけついてきてください。
わんわん!
犬鳴村伝説とは何だったのか
1970年代以降、「犬鳴村」という存在が地元の人々の間で語られるようになりました。
曰く、「この先日本国憲法通用せず」という看板があり、無視して進んで行くと人しれない村があります。
村人は外部の人間を極端に嫌い、斧や鉈を持って侵入者を襲うというのです。
しかし、これらは根拠のない創作です。
この地域には、犬鳴谷村という村が明治後期まで存在していましたが、警察記録にも事件報告にも「村人による襲撃」など存在しません。さらに「伝染病患者が隔離された」「近親婚が続いた」といった話も、いずれも確認できる史実は皆無です。
こうした“閉鎖的な村”の噂は、心霊スポットへの興味を煽るための後付け要素にすぎず、想像力と“怖いもの見たさ”が作り出した虚構で間違いありません。
わんわん!
なぜ犬鳴峠は怖いのか
犬鳴峠と旧トンネルは実在します。
そして、事故・事件・自殺の報告が実際にある場所でもあります。
いくつかの事例を調べてみると、1988年 旧犬鳴トンネル付近で起きた「犬鳴峠焼殺事件」、1992年、2001年 肝試し目的の若者が関係する交通事故、近年でもトラック横転や転落など、死亡事故が続いています。
峠は急カーブと落差が多い山道で、夜間は視界が悪く、携帯も繋がりにくく、物理的に危険な地形です。
その現実の危険性が、心霊スポットという虚構に説得力を与えてしまっていると思います。
そこに封鎖された旧トンネルの入口が、“異界の入口”のような雰囲気を作り出し、過去に村があった事実が人の想像を刺激して、治外法権の危険な村があるという話を膨らませていったのでしょう。
わんわん!
都市伝説は嘘、危険は真実
様々な噂から創作された映画やネット動画が「犬鳴ホラー」を加速させたのですが、現地には現実に命を落とした人々がいます。
心霊スポットではなく、事故現場として認識するのが良さそうで、ネタ扱いで肝試しいくのは無神経で危険だと思います。
軽い気持ちで近づいて、冗談抜きで命を落とす人もいるかもしれません。
犬鳴村は存在しませんし、呪いも確認できませんけれど、危険な峠とトンネルは確かに存在します。
幽霊より先に、崖があなたを迎えに来るでしょう。
怖いのは幽霊じゃなく、人の思い込みと無謀な行動なのだと思います。
わんわん!
※画像はイメージです。


思った事を何でも!ネガティブOK!