陸上自衛隊の隊員が動かす輸送艦「ようこう」

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2025年(令和7年)に新たな輸送艦が自衛隊に配備されました。
その輸送艦は陸上自衛隊の隊員が乗り込む今までにない輸送艦となりました。

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足りない自衛隊の輸送艦

現在の日本の防衛で重視されているのが台湾有事の際に巻き込まれる可能性がある沖縄県の島嶼部です。
この島嶼部で有事が近くなり応援の自衛隊の部隊や必要な物資を運ぶには空路を輸送機で運ぶか、海路を艦船で運ぶかのどちらかになります。自衛隊が海路で運ぶとなれば海上自衛隊の輸送艦の出番ですが海自が持つ輸送艦は「おおすみ」型の3隻のみです。

海自の輸送艦は敵に占領された島嶼部を陸上自衛隊が持つ水陸両用部隊である水陸機動団で奪還する作戦にも投入される事もあり、島嶼部の自衛隊基地への輸送や補給を行うには輸送艦が足りない状況になっていた。
防衛省は輸送艦の増強を決めるものの、護衛艦や潜水艦の乗員確保に苦慮する海自の隊員だけでは新造の輸送艦へ回せない。そこで陸上自衛隊の隊員を海自で訓練して新造輸送艦の乗員にする事となった。

船乗りとなった陸自隊員が乗り込む輸送艦が2025年(令和7年)から配備が始まった新型輸送艦の「にほんばれ」と「ようこう」なのです。

輸送艦「ようこう」

陸自隊員が乗員となり運用される自衛隊の新型輸送艦は揚陸艦型の「にほんばれ」型と中型輸送艦型の「ようこう」型の二種類になります。

「にほんばれ」型は艦首が開き海岸に乗り上げて車輌や物資を降ろせる揚陸艦であるのに対して「ようこう」型はカーフェリーのようにランプウェイと呼ばれる船と岸壁を渡す為の板状の通路が艦首と艦尾に装備されている。「ようこう」は港での積み下ろしを前提にした輸送艦なのです。

「ようこう」は艦の中央部にある車輌や荷物を置く場所は上部は解放された構造になっており、港のクレーンを使用しての荷下ろしも可能となっていると思われる。「ようこう」型が運べるのは車輌数十両に20フィートコンテナを数十個とされており上陸作戦を行うような輸送艦では無く港が使用できる基地への輸送を担う輸送艦なのです。

「ようこう」と自衛隊海上輸送群の役目

「にほんばれ」型と「ようこう」型が配備されているのは自衛隊海上輸送群である。海自と陸自の共同部隊であるこの部隊は沖縄方面の南西諸島を防衛する際に物資輸送や部隊移動を担います。それは民間船舶に頼る事無く自衛隊によって南西諸島への輸送を行い南西諸島の守りを固められる事を意味します。

「おおすみ」型を奪還作戦のような作戦に使用し「ようこう」型などの輸送艦は南西諸島各地の基地へ補給や増援部隊を運ぶ。自衛隊の海上輸送能力が作戦と兵站の二本立てとなったのです。

参考資料
・世界の艦船2025年2月号特集世界の水陸両用戦力 海人社
・note ユキカゼ(深水千翔)「輸送艦「ようこう」と自衛隊海上輸送群」

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