地球上には数千万種の生命体が存在し、尚且つ、未だに新種の生物が発見される事があります。
UMA(未確認生物)と呼ばれているものが存在していても、不思議はないはずなのです。
少なくとも存在を証明することの難しい「霊」よりは、白黒つけ易いのではないでしょうか?
その中でも50代のオッサンにとって、最も親しみ深い存在の「ネッシー」。
せっかくなのでいまさらですが、存在の有無を考察します。
オッサンの戯言にしばしお付き合いください。
海洋工学的視点
私は資格取得の為に「海洋工学」に関した勉強したことがあります。
その学習時、資格取得云々よりも先に、「ネッシーいないかも」と思ったのです。
ネス湖の最深部は約200メートル近くあるらしく、体長十数メートルのネッシーが生活するには十分の広さ、深さがあります。
淡水湖では、表層に酸素が豊富なため、魚類や大型の水生生物が多く生息します。水深数メートル程度までの水層では酸素濃度が高く、活動的な生物が存在しやすいです。
一方、躍層(温度差による密度差で生じる層)の下部では、水の循環が乏しく酸素濃度が低下します。貧酸素状態でも微生物や一部の底生動物は生息可能ですが、酸素を多く必要とする魚類や肺呼吸の大型生物にとっては厳しい環境となります。
ネッシーの大きさからすると、常に丸見えの状態でしか生息できないと思うのです。
それに淡水湖内の魚食性生物は、躍層下部では食事に困ることになります。
食事のために水面近くに上がる場合、躍層上部と下部では場合によって20℃近くの温度差があり、変温動物である恐竜や爬虫類の先祖には耐えがたいでしょう。
ネッシーが存在するとすれば首長竜類の生き残りだと考えられますが、肺呼吸のためには定期的に水面に顔を出す必要があります。その姿が長期間、明確に確認されないというのは、科学的には極めて不自然ですよね。
地学的視点
ネス湖は約一万年前、氷河の後退によって形成された窪地と土砂堆積によってできた湖であることが地質学的調査からわかっています。
もし、恐竜が絶滅した六千六百万年前から潜んでいたとすると、そもそもが不可能です。
湖ができた後に川を遡上して棲みついた可能性として、バイカルアザラシやヨウスコウカワイルカの例もあります。
しかしネッシーの場合、ネス湖は細長く川との接続も限られており、流量や水深が小さいため、大型生物が川を遡上して安定して生息するのは現実的に困難です。
近年、ネッシー実在説を補完する仮説として「巨大洞窟説」が提案されています。湖の近くの地下に巨大な空洞があり、そこから湖と行き来できるのではないかというものです。米国の調査隊が断面ソナーを用いた調査で、巨大生物が隠れるには十分な広さの空間がいくつか確認されたと報告されています。
しかし、現代の地質学等の知見から、ネス湖が地下で海や他の水域と繋がっていた可能性はほぼ否定されます。淡水と海水の塩分差、地下空洞の狭さ、酸素供給の不足など、大型生物が通過し、さらに長期間生存する条件は整っていません。巨大洞窟や地下ルートの説はロマンはあるものの、科学的には極めて非現実的と考えられます。
生物学的視点
動物が自然界で種を維持するには、遺伝的多様性を保つために通常500〜1,000体程度の個体が必要です。
ネッシーは目撃談では「1個体」のようで、1個体だけで繁殖・種の維持は不可能であり、科学的には成立しません。
さらに、ネス湖の体長10メートル級のネッシーが長期間生存するには大量の餌が必要です。大型爬虫類の餌消費量は体重の1〜5%/日とされ、体重10トンの個体で計算すると1日に100〜500kgもの魚や水生生物を食べなければなりません。ネス湖の魚だけでこの量を供給することは不可能で、仮に1匹のネッシーが湖の魚だけを食べ続けたとしても、数週間から数か月で餌は枯渇してしまいます。
1933年の最初の目撃から1970年代のブームまで約40年が経過していますが、この期間を生き延びることは現実的にあり得ません。さらに繁殖可能な個体群を維持することも、湖の生態系では不可能です。
結局、ネッシーっているのかな?
個人的にはネッシーの存在を願わずにはいられません。しかし総合的に考えると、ネス湖に巨大生物が存在する可能性は限りなく低いのが現実です。
それでも、ネス湖にまつわる伝承が長く語り継がれています。19世紀以前の文献にも、「湖面に巨大な影が揺れる」という話があります。
現在でも目撃報告がちらりほらりとあるようで、ネッシーは消えていません。
科学で証明されなくとも、僕らの心の中には”確実に存在するんです”。
と願いを込めて、このレポートをお終いにします。
みんな、ネッシーはいるよね?
イッシーもクッシーもいるに違いないよね?
ご意見求む。
※画像はイメージです。


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