異世界トレジャーハント!スカベンジャーズアナザースカイ

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異世界・・・・今や「転生もの」の流行もあってメジャーになった存在。
ご紹介する漫画、『スカベンジャーズアナザースカイ』(著: 古部亮)もまた「異世界」を舞台にした作品だ。ただ、本作は取り扱う「異世界」は「剣と魔法のファンタジー世界」ではない。
また「チート」も「悪役令嬢」も登場しない。あるのは銃とゴーストタウン、そしてお宝。
お宝以外あまり夢がない。
そんな、ちょっと不気味で乾いた世界を舞台にしたこちらの作品、その魅力に迫ってみよう。

目次

飛び込め!稼げ一攫千金?異世界宝探しがヤバい

漫画『スカベンジャーズアナザースカイ』、一体どんな作品なのだろうか?
まずはざっくりとした内容を追ってみよう。

主人公は怪しい研究施設「バスストップ」に所属する「収集隊(スカベンジャー)」のトトとハナ。
この二人が「BP(ブラックパレード)」と呼ばれる異世界に赴き、異世界のアイテムを収集する……というのが本作のごく簡単なあらすじだ。
最初から複雑な用語が登場して混乱してしまったかもしれないが、ようは主人公はトレジャーハンターと賞金稼ぎを足して割った存在で、宝探しの舞台が「異世界」というわけ。
ちなみに小柄で口が悪い女の子がトト。大柄で温厚な少女がハナである。

そんな二人の「お仕事」で、最大の障害となるのが異世界に出現する「幽霊」と呼ばれる存在だ。
「幽霊」はカメラや宇宙服などの無機物と人体がくっついた外見をしており、個体によって強さも特徴も様々。そしてスカベンジャーたちを見つけると、普通に襲ってくる。
主人公たちスカベンジャーがものものしい武装に身を包んでいるのは、基本なんでもありの異世界を探索するためだが、対幽霊としての意味合いも大きい。また、幽霊たちの中には倒すとトロフィーと呼ばれるアイテム(身体の一部)を落とすものがおり、これを「狩る」のもスカベンジャーたちのミッションになってもいて、まあ武装は必須というわけ。

さて、そんなふたりの武装だが、こちらも本作の注目ポイント。今や美少女キャラにミリタリーアイテムなんて珍しくもなんともなくなっとはいえ、本作の主人公がまとう武装はかなり「ガチ」。
どれくらいガチなのかは漫画で実際に確かめてほしいのだが、基本的にミリタリーへの深い造詣を感じさせる描き方になっており感心させられる。またリアルなだけでなく本作のミリタリー描写にはケレン味も備わっていて、エンタメ要素もしっかり高め。

装備のこだわり

例えば、ハナが身につけている装備を見てみよう。ハナの装備は機動隊や特殊部隊かのようなボディアーマーを纏い、頭には潜水士を思わせるヘルメット。重武装を通り越してもはや異様な風体なのだが、この顔や表情はおろか体つきさえもわからないキャラデザは、注目ポイントであると同時に作者の強烈なこだわりを感じさせる部分だ。

スカベンジャー側、幽霊側、どちらもこうした「ガチ」とケレン味が合わさった絶妙なデザインが採用されており、目が楽しい。加えて、作者のこだわりと言えば、銃火器の描写にも注目だ。主人公二人はどちらも熟練のスカベンジャーとあって銃火器の扱いは手慣れたもの。「幽霊」たちとも基本手持ちライフルやハンドガンで戦うのだが、構え方や撃ち方、弾の装填などにいたるまでその描写に一切の「ヌルさ」がない。

それもそのはず、著者の古部亮氏はなんと第一種猟銃免許を持っている本物の銃使い。経験が表現に落とし込まれているというわけ。本作は基本的に異世界トレジャーハントがメインのちょっとダークな冒険活劇だが、日本ではなかなか他に例を見ないリアル銃使いが描くガンアクションを堪能できる漫画でもある。
同時にミリタリーへの深い造詣が伺えるのは先にも紹介した通り。異世界少女ガンアクションの売り文句に恥じない、ディープでエキサイティングな楽しみ方ができる作品と言えるのではないだろうか。

チートなし!キラキラなし!「ブキミ」あり?

異世界探索とミリタリー、そしてガンアクションと一粒で三度美味しい漫画『スカベンジャーズアナザースカイ』。
ミリタリー要素とガンアクションにを加えて注目したいのが、本作の部隊となる異界「ブラックポイント」だ。

まず異世界と言われると中世ヨーロッパ風の剣と魔法のファンタジー世界を思い浮かべてしまうが、本作に登場するブラックポイントは全く違う。登場するのは打ち捨てられた工場群や、郊外の住宅街などの廃墟群。
うら淋しく不気味などこかで見たような風景が続くさまは、2020年代に登場した異世界ホラー概念「バックルーム」や「リミナルスペース」を彷彿とさせる。

また、先に紹介した「幽霊」のビジュアルや倒すとアイテムを落とす性質なども、中世ヨーロッパ風のファンタジー世界というか、ホラーゲームをモチーフにした世界と見てよさそう。また、異世界に存在するアイテムの収集というとSPCなども連想させられて、ホラー好きとしてはワクワクさせられる。事実、登場人物たちのセリフには不穏なワードも多く、ブラックポイントには今明かされている見かけ以上の恐怖がまだまだ隠されていると考えてよさそう。

異世界探索と少女といえば『裏世界ピクニック』が思い浮かぶが、あちらははっきり有名な怪談や都市伝説がモチーフ元としてとられていた。ブラックポイントでもそうした「大ネタ」が投入されるのか否か。ホラー好きの人は本作に散りばめられたホラー要素に注目して読めばさらに作品を楽しめるのではないだろうか。

ガンアクションアドベンチャー『スカベンジャーズアナザースカイ』

奇想溢れる異世界を舞台に繰り広げられるガンアクションアドベンチャー『スカベンジャーズアナザースカイ』。
こちらは猟銃免許を持つ作者のこだわりが随所にひかる作品となっている、一味ちがう「異世界もの」だ。

気になった方はぜひ、主人公たちと一緒に異世界トレジャーハントを楽しんでみてはいかがだろうか。

(C) 古部亮 秋田書店

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