背筋がゾゾゾっとする怪談で「小さな老婆」という話を聞いたことありますか?
この「小さな老婆」について話をしていきます。
小さな老婆のあらすじ
とある温泉旅館の女性客がトイレ内で殺害されました。
体を切り刻まれて体の一部が切り取られるといった猟奇な状況で、犯行現場のトイレは中から鍵かかけられ、人の侵入は不可能、いわゆる密室殺人。
警察の捜査は行き詰まり、迷宮入りかと思われたとき、一人の男が自首してきました。
彼は盗撮が趣味で、たまたま事件が起きたトイレにビデオカメラを仕掛けていたのですが、もし機材がみつかると自分に殺人の容疑がかけられると思ったのです。
そしてビデオに映っていた犯人は、トイレの小窓から侵入した小さな老婆。
数センチ程度の身長で手には凶器の刃物を持ち、被害者に襲いかかり、体を切り刻んでいく様子がはっきり映っていたのでした。
やがて被害者が動かなくなると、老婆は撮影しているカメラを睨んで「次はお前の番だよ!」と言い放ち。
直後に部屋の天井がゴトツと音が鳴った。
なお証拠となった、この盗撮ビデオは現在も警視庁に保管されているそうです。
若干違う
盗撮やビデオといった言葉が登場するだけあって、怪談としては比較的新しい部類に入る話でしょう。
私が初めてこの話を知ったのは、25年ぐらい前のことで、SNSはおろかネット環境も今ほど整っていない頃で、友人から聞いたのでした。
なぜそんな昔の怪談をといえば、数名の方がSNSで取り上げていまして、ゾゾゾっとした事を思い出したからです。
そこで違和感を覚えたのが、描写に若干の違いがある事。
凶器も鋭いガラス片だったり、針のようなものだったり、盗撮者は旅館の息子や近所の男。
盗撮用のビデオカメラをトイレの個室上部に設置していたという話しもあったのですが、私が話を聞いたのはトイレの外から盗撮していたようで、それに、このビデオが保管されているという事も、SNSではありませんでした。
こうした違いがあるものの、殺人犯が人間よりはるかに小さい老婆であり、犯行の様子が映像として残っていたこと。
「次はお前の番だよ!」という老婆のセリフと捜査員がいる部屋で異音がしたという結末は変わりません。
この話の本当の怖いさ
伝聞がどんどん変わってしまうことはよくあることで、内容が微妙に違う話は沢山あると思います。
そういった意味では、私が聞いた話がオリジナルだという確証はなく、すでに何かが変わっている可能性はあります。
実は私に話を教えてくれた友人は、検察官です。
だからこそ、余計に真実味を感じたのと、この話を教えてくれた友人はこうも言っていました。
あくまでもこの話は「怪談」であるけれど、「事件の現場写真にも説明のつかないものが結構あるんだよ」と。
もしかしたら、なにげない「怪談」の中には隠された真実がある・・・そんな事を考えると、ゾゾゾとなるのです。
※画像はイメージです。


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