幸せな生活を襲う怪異の正体

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私は高校を卒業後、都内の大学へ通うため、住み慣れた地元を離れ一人暮らしをすることになりました。
もともと一人暮らしするために借りたアパートですが、彼女が高校生の頃から付き合っていた二つ年上の彼氏が同じ市内の大学に通っていたため、親公認の半同棲生活です。

彼氏との同棲は結婚生活を連想させ、当時は毎日が楽しくて仕方なかった。
そんな生活を続けて数ヶ月、突然不思議なことが身の回りで起こり始めました。

目次

不思議な事が起き始める

ある日、彼が大学の長期休みで帰省していて一人暇だったので、電話で地元に残った友人たちの近況や噂話などで盛り上がり、結構長いこと友人と話していると、テレビが突然消えました。

リモコンは座っていたソファーの上に置いてあり、腕が当たってテレビを消しちゃったののかな?と思い、リモコンをテーブルの上に置きなおし、そのまま友人との電話を続けていると、少し経ってテレビがついたのです。

リモコンは自分が置いたテーブルの上のまま。これまでにその部屋で何か変なことがあったこともなく、幽霊を見たという体験がありません。
リモコンを触っていないのに勝手に消えたりついたりするのは、テレビの不具合だろうとしか思いませんでした。

現象のほとんどは、電子機器の不具合かなと思うようなことで、電子レンジが動き出したり、夜中に寒くて目を覚ましたらエアコンの温度がいつもよりかなり低めなっていたと些細なこと。
ただその日以来、不思議なことが立て続けで起こるようになったのです。

数ヶ月経った夜

少し変だなくらいにしか思わずに数ヶ月経った、夜のことです。
彼氏は友人と飲みに出掛けて、そのまま友人の家に泊まることになっていたので、家には私一人。
少し風邪気味で体調が悪かったので、いつもより少し早い時間に寝ることにしました。

ロフトで寝ていると、ふと目が覚め、枕元に置いてある携帯を見ると11時半。
また眠りにつこうと目を閉じていると、キッチンとリビングを隔てるドアがゆっくりと開く音が聞こえてきました。

彼氏が帰ってきたのかな?と思い、「泊まってくるんじゃなかったの?」とリビングにいるであろう彼に向かって話しかけても返事はありません。
空耳か?と思ったのですが、ドアが開いているのが見えたので、確認しようと起きた瞬間、体が動かなくなった。
ピクリとも動くことができず、もがいていると、ロフトの下のリビングを歩き回る足音が。

動かない体、誰かが部屋の中にいるという恐怖に襲われ、息をするのも忘れるくらい全神経を集中し聞き耳を立てました。しばらく部屋の中を歩き回っていた足音は突然ぴたりと止まり、何事もなかったように部屋は静まり返った。

体は動かないまま、もがいていると、ロフトへ登るためのハシゴがミシッと音を立てました。
何かが登ってきているかもしれない恐怖に怯え、必死に悲鳴を上げようとしても声が出ない。
ミシッミシッ、音が近づいてきて、何かが自分の頭に触れたような感覚と同時に、低い男の唸るような声が耳元で聞こえました。

もう駄目だと思った時、朝になっていた。
夢なのか現実なのか、今までで一番の恐怖を体験しました。

その原因

奇妙な事が起きるのは、決まって彼氏がいない時だと気が付きました。
現象が頻繁に起きるようになり、もしかすると馬鹿にされるかな?と思いながら、彼氏に相談するととても真剣に話を聞いてくれました。

そして二人で有名な神社に相談していくと、「過去に一人流れてる子供がいる。その子が幸せそうに暮らしているあなたに嫉妬して悪戯をしている」ような事を言われました。
もちろん私達にはそんな事は無く、今までの事を母に相談すると、若い頃に流産した事があるというのです。
ただそれほど気にしていなかったようなので、母は改めて供養してもらうと、不思議な現象は起きることは無くなりました。

※画像はイメージです。

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