創立150年を迎えた母校に伝わる七不思議

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私の母校は、創立150周年を超える歴史ある小学校です。
これだけ長い歴史があれば、例にもれず「七不思議」が存在し、当時はちょっとしたブームもあって、さまざまな噂が校内を駆け巡っていました。

ちょうどその頃、私は日曜の夜に放送されていたアニメ『学校の怪談』にすっかり感化され、「よし、謎を解き明かしてやるぞ!」と意気込んで、校内で起こる怪奇現象を独自に調査していました。

あれからおよそ20年。
そろそろ時効だと思いますので、当時私が集めた調査レポートをここにまとめてみたいと思います。

目次

トイレの花子さん

「トイレの花子さん」といえば、「校舎3階のトイレの3番目の扉を3回ノックすると花子さんが現れ、トイレに引きずり込まれる」。そんな、全国的にも有名な学校の怪談です。

しかし、私の母校では少し違っていて、「4階の一番右奥のトイレを4回ノックする」。
出てくるのは同じく花子さんで引きずり込まれる設定ですが、「4」という数字への強いこだわりが感じられるのです。
おそらく「4=死」という不吉な連想を狙い、より恐怖をあおるための改変だったのでしょう。

さらに「4階奥のトイレの扉を44回ノックすると、鍵がひとりでに閉まり、パラレルワールドへ飛ばされる」という別の噂もありました。

私は、友人と一緒にこの「44回ノック」を試しました。
すると驚くべきことに、本当に44回目で鍵がひとりでに閉まったのです。
老朽化による偶然か、それとも七不思議の効果なのかはわかりませんが、ただ、泣きながらトイレから出てきた友人は、パラレルワールドには飛ばされませんでした。
でも今思えば、あの彼は本物?という疑惑が今でもあります。

音楽室のピアノが勝手に鳴りだす

「夜になると、音楽室のピアノが勝手に鳴り出す」という、テンプレな噂がありました。

当時の小学校はセキュリティがガバガバだったので、私たちは肝試し気分で夜中にこっそり校舎へ忍び込み、噂の真相を確かめることにしました。
深夜の静まり返った音楽室、そこで確かにピアノの音が響いたのです。

ただし、それはしっかりした曲ではなく「ポロローン」と、鍵盤を適当に押したランダムな音。
その不規則さが、かえってリアルで背筋をぞくりとさせました。

後日調べてみると、そのピアノには当時としては珍しい自動演奏装置が搭載されていたらしく、しかも故障していて突発的に動くことがあったのだとか。
普段はうるさいので電源を抜いているという話でしたが、なぜ電源が入っていたのか?
それだけは、今でも謎のままです。

音楽室の肖像画の目が光る

「夜になると、音楽室のベートーヴェンとモーツァルトの目が光る」
そんな、どこの学校にもありそうな七不思議が、私の母校にもあります。

薄暗い曇の日の放課後、掃除当番で音楽室へいった時でした。
一緒にいた友人が突然「ほ、ほんとに光ってる!」と声を上げ、慌てて肖像画を見やると、確かに二人の作曲家の目が赤く光っていました。

ぞくりとしたのも束の間、原因はすぐに判明します。
窓の外にある信号機の赤信号が、ちょうど肖像画の目の部分に反射していたのです。
しかも、そのタイミングが妙に劇的で、いかにも怪談らしく見えるから困ったもの。

結局、七不思議どころか、つまらないオチでした。

理科室の人体模型が学校を徘徊する

これも、どこの学校でも語られているような噂です。

その人体模型は半分が男児の裸体を模し、半分は顔から首にかけてと脚部が筋肉、胴体部分は内臓を再現した造形で見た目から気持ち悪いシロモノです。
ある日、クラスメイトの女子が掃除当番で理科準備室のドアを開けた瞬間、中から人体模型が倒れ込んできて、噂を信じていた彼女はパニックを起こし、その場で気絶してしまったほど。

夜に学校へ忍び込み「実際に動くのを見た」という同級生がいたというのが発端ですが、その同級生がだれなのかはっきりしません。人体模型は授業でつかい、所定の場所は無いので毎回置き場所が変わる事から、噂が誇張されて「学校を徘徊する」となっただと想定しています。

でも腑に落ちないのは、卒業するまでに人体模型を使った授業を受けた覚えはありません。

印刷室の断裁機で切断された手が校舎を駆けずる

印刷室の片隅に大きな断裁機が置いてありました。断裁機とはギロチンのような仕組みで、機械に挟んだ紙を束を大きな刃を落とす事で切る機械です。
分厚い木板の盤に、赤茶色に錆びついた刃が見え、紙を置く台の一部は赤くくすみ、まるで血が染みのようでした。
ストッパーや安全バーなどは一切ない代物で危険な為に、勝手に印刷室に入ると先生から烈火のごとく怒られたものです。

噂によれば、昔、先生が紙を切ろうとした際、誤って自分の手首を深く切ってしまい、そのまま命を落とした。その怨念から断裁された手が、夜な夜な校舎をかけずるというのです。
オカルト好きな先生が言うには、それだけでは収まらず断裁機は呪物になって、捨てようとした先生が過去何人か変死したり、精神に異常をきたして入院してしまったのだとか。

この噂に関してですが、児童の間で『アダムスファミリー』が流行っていた頃に浮上したので、手が校舎をかけずるのは映画の影響でしょう。
ただPTAのオバサンの話では、断裁機の事故は本当の事だけど、事故を起こした先生は大怪我をしたけど亡くなってはいないらしく、先生の話は児童を近寄らせない目的でした。

裏門を武士の幽霊の行列が通り抜ける

母校の裏手に、歴史的に有名な塚があります。
中学の歴史の授業で習ったところによれば、学校の裏門辺りは旧鎌倉街道に通じる主要な道だったようで、鎌倉時代から江戸時代にかけて多くの人々が往来していたそうです。

そして江戸幕府滅亡、明治維新の動乱期に起こった戊辰戦争で、戦に敗れて、栃木や福島方面へ落ち延びていった武将や武士たちの通り道でもあります。無念のうちにこの地で果てた者も多かったようで、地元では昔から知る人ぞ知る心霊スポットとしてもささやかれています。
実際に変質者が出て学校で問題になったり、夜に裏門にいくと変な空気感だったり、極めつけは特定に日にいくと「武士の幽霊の行列が通り抜ける」のです。

たしかに歴史的な事実は存在します。
しかし、そこから派生した「武士の霊が出る」といった噂は、いささか誇張されすぎている印象があります。
歴史を背景にした地域の伝承や、人々の想像が膨らんで生まれた話と考えるのが妥当でしょう。

楠の木の下に大量の死体が埋まっている

校庭の端には大きな楠の木が植えられていて、学校の象徴とされ校歌にも歌われています。
この楠の木の下には大量の死体が埋めらていて、帰宅が遅くなった児童が幽霊を目撃するというのです。

創立から150年以上を経たこの小学校は、戦時中も存在していました。
地元の高齢者から伝わる話によると、戦争で亡くなり、遺族の縁もない方々の遺体は、学校の敷地内や近くの河原でまとめて火葬され、その供養が行われたと言います。
しかし、その遺体がどこに埋葬されたのかは、今となっては分からないのだそうです。

当時は満足に線香をあげることもかなわず、楠木は仏具にも使われる神聖な木なので、楠木の下に遺体が埋葬されたのではないかと言われています。

もしそうだとすると、楠の木のそばにあるプールの改修工事やグランドの整備したときに骨の一つでも見つかるはずですが、そんな話は聞いた事がありません。

いかがだったでしょうか

今回ご紹介した話は、おそらく私が知っているなかの一部だと思いますが、どれも学校で長く語り継がれてきた話ばかりです。
ただ、興味深く感じるのは、こうした噂や怪談の裏に、意外な事実が隠れていることが多いという点です。
時代や人々の想像力が重なって、噂が少しずつ変化しながら形を変え、最終的に「七不思議」として定着したケースがほとんどです。

だからこそ、ただ怖がるだけでなく、
「本当にそうなのか?」と一歩引いて考え、調べてみることが大切なんじゃないかな?と思います。
不思議な事を楽しみつつ、常に冷静な目で事実と伝承を見極める姿勢を忘れずにいたいものですね。

貴方の学校も調べてみてはいかがでしょう?

※画像はイメージです。

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