トンネルの知ってしまった事実

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山奥にぽつんとある、さほど長くもないあるトンネル。これといっって心霊スポットと言われる事もないので、ほとんど知られる事もなく地元の人しか通りません。
私としても通勤で何度となく通ってきて、何の変哲もないトンネルだと思っていたのですが・・・。

目次

視界の端に映ったもの

その日、私は仕事の帰り道、あのトンネルに差しかかっていました。
走っていると前の車が一瞬だけ視界から消えることがあり、知らない人だとヒヤッとするかもしれませんが、怪奇現象ではなくて内部がゆるやかにカーブしているからです。

何気なく、前を走っていたミニバンを見ていると、バックドアに“人の上半身”のようなものが貼りついているのが見えたのです。シルエットからして男性のようでが、普通ではない。
まるで何かにしがみつくように、いや、“貼りついて”いるという表現が一番しっくりくる異様な光景でした。

カーブに指しかかり前の車が見えなくなり、また姿を表すとソレは消えていて、何事もなかったように走り続けていました。

事故の多いトンネル

この出来事を後日、職場の同僚に話したところ、思いがけない言葉が返ってきました。

「あのトンネルって、昔から事故が多いよね」

私はつい最近、転勤でこちらの事務所に来るようになり、近道だからと勧められた通勤ルートの途中にあるトンネルなので知るよしもありません。
同僚によれば、交通量はそこまで多くないけれど、構造的な問題なんじゃないかな?というのです。

そして数日後、トンネル内で死亡事故が発生したというニュースが報じられました。
もちろん偶然の一致とも考えられます。しかし、あのトンネルは幹線道路から外れた山中にあり、渋滞も起きなければ歩行者もまず見かけない。峠道のような急カーブがあるわけでもない。スピードの出しすぎによる事故はあり得ますが、そうしょっちゅう事故が起きるとは思えません。

トンネルにあったのは

数日後、「あのトンネルでみちゃったんだって」とニヤニヤしながら、怪談好きの同僚が話しかけてきました。
前を走行する車の後部に張り付いたモノ、その後の死亡事故など一連の出来事を話すと、「今日、終わったら付き合えよ」と言われ、好奇心から承諾しました。

夕方になり仕事が終わり、職場から彼の車に乗ってトンネルに向かったのですが、車内でトンネルにまつわる様々な奇妙な話を聞かされたのです。車に轢かれた女の子、時折トンネル付近に佇む老人等などと、思った以上に沢山の話があるのです。
どれもゾッとするものばかり私の体験との関連性はありませんし、よくある作り話の可能性だってあります。

眉唾だなと思っていると、良いもの見せてやるとトンネル直前にある空き地に車を停めて、私を連れて行った先にあったのは供養塔のような石碑。そして、トンネルの入口脇には花束が供えられていました。
そこから細い山道を乗っていくと、朽ち果てた民家の廃墟が佇んでいたのです。

彼は手に持っていた懐中電灯で私を照らして、ニヤニヤとしながら・・・「なっ」と一言いいました。

察した私は、二度とこのトンネルを通ることを止めました。

※画像はイメージです。

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