フィクションであれ再現ドラマであれ、オカルトやホラーでは何か起こる予兆として差し込まれるのが、”テレビが勝手につく”シーンです。ありがちですが、ドキッとしてしまいます。
しかし現実にそれが起こったとしら、気持ちの良いものではありません。
勝手にテレビがつく
私が初めて”勝手にテレビがつく”という現象に遭遇したのは、誰もいない火葬場の待合室での事。
当時、火葬場職員だった私は、遺族の方々が帰ったいった後、一人で待合室の後片付けをしていました。
掃除が終わって、あとは掃除用具を片付けるだけと部屋を出た途端、部屋の中から人の話し声が聞こえます。
いったなにが?と瞬思い、ドアを開けて部屋の中を見渡すと部屋にあるテレビが付いていて、番組のナレーターの声だったのです。
人の仕業ではないイタズラ?
待合室には、このドアからしか入れません。窓も閉まっていて鍵もかけた状態。
ちなみにこの火葬場は周囲に民家も他の建物もありません。来訪者は車であれ徒歩であれ、1本の道を通るしかないので、誰かが来ればすぐにわかります。
こうした点から誰かがイタズラしに来たという可能性はかなり低いでしょう。
仮に来場した遺族の誰かが操作して、テレビが帰った後にONになるようにイタズラしたような推測もありますが、古いテレビなのでそんな機能はありません。ましてやリモコンは壊れているので、他の職員が離れた場所から操作する事もできません。いずれにしろ人の仕業ではないでしょう。
日中とはいえ、自分一人しかいない火葬場でテレビが勝手につく。
これを認識した時、背筋がゾワゾワとして思わず「勘弁してよ?っ!」と叫んでしまいました。物語ならこの後に何か起きてしまうのでしょう。
しかし現実はそんなこともなかったのですが、いくら考えてもこの原因は不明です。
誰の仕業?
3カ月に1度、日常の清掃では落ちない汚れ落としや、ワックスがけのために清掃業者がやってきます。
私は彼らと仲が良かったので、冗談など会話をすることもあり、ある時ふと私はテレビのことを思い出し、からかい半分に「この待合室のテレビは勝手につくから気をつけて」と忠告しました。
すると彼らは「ああ、やっぱり」と言うのです。
「え?まさか?」と思っていたら「前回来た時にテレビが勝手についたよ」と教えてくれました。
その中で、霊感が強いという作業員の人曰く、「この部屋だからね・・・」と意味深な事をいうのですが、詳しい理由は教えてもらえません。
脅すつもりが逆にやり返されてしまうようになって、私は少し苦笑ました。
※画像はイメージです。


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