私が小学生の頃、いつも通る学校から帰り道に、人形やぬいぐるみを供養するお寺がありました。
道のそばには、供養する前の一時保管場所として小さなお堂があり、お堂の外にも沢山の人形やぬいぐるみが溢れかえるように置いてあったのです。
昼間は良いのですが、夜になれば、たとえ大人でも一人で前を通るのは嫌だと思う。
そんな不気味さがありました。
人形供養のお堂
時は経って高校生になった頃、地主とトラブルがあったとかで、お寺のあった土地は売却されてしまい、お堂もたくさんあったぬいぐるみや人形たちも、跡形もなく無くなったのです。
お堂があった場所は、道路の近くで立地が良かった事もあって直ぐに家が建っていました。
お察しの通りで、お堂があった場所だから縁起は悪いと思います。それに相変わらず通勤コースで毎日とおるので観察していると、売れたはずの家がすぐに売りに出されています。
便利な場所だし建物も綺麗だったため、直ぐに別の入居者が決まったようですが、それからも短い期間で引っ越して新しい人が住むのを繰り返すのです。
ある日、ふと気がついたのですが、あの家の壁が小さい人間の形のように黒く汚れているのに気がました。
いままでは自分の事ではないので特に気にしてはいませんでが、なんとなく恐ろしくなって別のルートを使って登校することにしました。
引っ越してきたのは
その道を避けてはいたものの、ところがある日から状況が一変しました。
なんとあの家に、親戚のお姉さんの一家が引っ越してくる事になったのです。安くて良い家を手に入れたと喜んでいる親戚たちを見ると、そこは曰くのある場所だよとも言えずに一年ぐらい経ったときです。
娘さんが原因不明の病気になり入院し、幸いにも直ぐに退院したようなのですが、それ以来、自分の持っていた人形やぬいぐるみを怖がるようになりまいた。
人形供養のお堂と関係しているんじゃないか?という噂はあっという間にひろがり、ある近所の人は私と同じように家の汚れが人の影に見え、それどころか、顔の影の部分にちゃんと目があるとも。
昔の事を知っている近所の人達はぞっとしたのですが、姉は天真爛漫な性格で人当たりもよく、そんな事を話すのは気が引けて皆黙っていました。
真っ白な壁にあれだけはっきりとした汚れなのに誰も掃除しません。もしかしたら、住んでる本人たちは見えていないのかもしません。
今度は奥さんである姉が病気になり、旦那さんは交通事故・・・等などの不幸が続き、親戚の私達も知らない間に夜逃のように引っ越していき、そらから連絡がつきません。
それからの土地
それからというもの家は買い手がつかなかったらしく取り壊され、私が大人が社会人になった頃には駐車場になっていて、いつ見ても空車のまま。ときどき、この駐車場には幽霊が出るという噂も聞きます。
後から聞いた話によると土地を買った人が供養もせず人形を産業廃棄物に、お堂もなにもしないで壊して更地にしたそうなので、原因は・・・。
いわくつきの土地というのは存在する、と思った出来事です。
※画像はイメージです。


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