不思議な石仏「首地蔵」

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山梨県山梨市には、不思議な石仏「首地蔵」があります。
それも一つではなく、よく似た石仏が山梨を中心として広いエリアに点在しているのです。
この「首地蔵」にフォーカスを当てて、考察していきたいと思います。

目次

「首地蔵」とはいったいなんだろう?

まずは「首地蔵」の伝説から始めます。

数百年ほど前、子守をしていた少女が土砂災害に巻き込まれ、山の上から転がり落ちてきた巨石の下敷きになり、赤子とともに潰されて亡くなるという事故が起きました。
それ以来、下敷きになった巨石付近では少女のすすり泣きが聞こえ、付近の赤子たちが激しく夜泣きをするという奇妙な事態が発生したといいます。
話を聞いた旅の僧侶が、石で地蔵の頭を造って少女を下敷きにした巨石の上に置いて供養すると、奇妙な現象はピタリと収まり、いつしか「首地蔵」と呼ばれるようになったのでした。

現在も山梨市水口の県道31号線の脇に鎮座し、道路にはみ出し気味なため、見た目から邪魔ななのですが、撤去しようとすると祟りをなすので手が出せません。

ありがちですがこういった伝承があるために、心霊スポットとしても恐れられています。

ほかにもある?!首地蔵

天然の巨石の上に、石を彫った地蔵の頭が載せられているという「首地蔵」スタイルの石仏は、山梨近辺に数か所が確認されています。
たとえば、甲府市の塩澤寺、青松院、甲斐善光寺など。どれも自然石のような岩に地蔵のような首というコンセプトは同じですが、祟りや悲しくも恐ろしいものではなくて、それぞれに独自のご利益があります。

中でも長野市下諏訪町で指定有形文化財に指定されている「万治の石仏」は、「芸術は爆発だ」で知られる岡本太郎氏が造形を絶賛したことで一躍有名になりました。
最近では、みのもんたの朝の番組でも取り上げられて、参拝者が絶えないとか。

この「首地蔵」にもご利益があり、名の通りに「すべての事を治めてくれる」ようで、パワースポットとしても扱われているようです。

なぜ「首地蔵」スタイルの石仏が点在するのか?

巨大な天然の岩に仏像の胴体を彫りこみ、その上に石で作った仏の頭を載せるというスタイルが、この近辺に多く存在するのかはいくつか説があるようです。

特に信憑性が高いと思った説ですが、「万治の石仏」を基準に考え、この石仏が作れらたのが万治3年、西暦でいうと1660年とされています。
当時、このエリアには、寺に所属せずに仏の教えを伝える僧侶たちがいて、教えを説くために石で仏の頭部を造り、その地にあった巨石を胴体と見立てたのが「首地蔵スタイルの石仏」であるという話です。

この説が正しいのであれば、山梨市の「首地蔵」を造立した旅の僧侶というのも同様な僧侶のひとりであり、乱暴な推測ですが、「首地蔵」の逸話の年代と近いと思います。

こういった寺に所属しない僧侶たちは諸国に教えを広めながら、立場的として事件を解決する役割の担い手であったからこそ、ごく自然に受け入れられて、それぞれに残したものが「首地蔵」なのでしょう。

秋の山梨と言えば、紅葉とスイーツで知られる行楽地でもありますので、レジャーを楽しみながら、「ちょっと不思議なスポット」にも足を運んでみると面白い発見や出会いがあるかもしれませんね。

参考/引用
Wikipedia 万治の石仏
珍寺大道場 万治の石仏と首地蔵/長野県

※画像はイメージです。

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