鳥山明先生の漫画作品において、キャタクターの個性的な魅力は言うまでもありませんが、語り尽くしたいのは、御大が手掛けた数々の「鳥山メカ」でしょう。
鳥山メカの魅力
車、バイク、戦車、戦闘機、果ては宇宙船やロボットに至るまで・・・独特なフォルムを持つそれらのデザインは、連載当時からいつも筆者の心をときめかせてくれます。
特に「Dr.スランプ」に登場する鳥山メカは、リアルロボットアニメの潮流を感じさせる一面もあり、一見、平和なペンギン村には不釣り合いな重火器を搭載し、何に使うのかも分からないメカたち。
まるで違う作品世界から迷い込んだような存在感が、なおさら心を揺さぶったものです。
それ以来、アラレちゃんに登場する鳥山メカは、筆者にとって癒しの存在となりました。
特に忘れがたいのは、ドクターマシリトが投入した「キャラメルマン」シリーズ。
ユーモラスな造形でありながら、悪役らしい不気味さも漂わせ、アラレちゃんとの激しいバトルを繰り広げるその姿に、夢中になったものでした。
あられちゃんから悟空へ
そんな『Dr.スランプ』が完結し、「もう鳥山メカとは会えないのか」と寂しく思っていた頃。
新たに始まった『ドラゴンボール』は、筆者をさらに魅了する乗り物たちを連れてきてくれました。
中でも強く印象に残ったのは、「空を飛ぶ車」、ホイポイカプセル社製のビークルの存在です。
物語序盤、牛魔王から贈られたこの車は、無骨ながらもスマートなフォルムを持ち、機関銃まで装備されたタフな一台。
悪路も難なく走破し、空も飛ぶその車は、筆者の心を一瞬で射抜いてしまいました。
『ドラゴンボール』の世界を鮮やかに彩るそれらには、今もなお惹かれる魅力があります。
かつて「いつか本当に乗ってみたい」と夢見たものですが、現代においてもなお開発は実現しておらず、というかおそらく無理でしょう。
そして、『ドラゴンボール』の中盤、忘れてはならないのがレッドリボン軍編で、悟空が単身で本拠地へ殴り込み、拳法だけで兵士たちをなぎ倒していく姿は圧巻でした。
巨大なガードロボットや多様な兵器、さらには「パワードスーツ風」の機械装備まで登場し、鳥山メカの魅力が遺憾なく発揮されています。また、ピラフ一味も自作の巨大ロボットに搭乗し、悟空との戦いを繰り広げており、小型ロボットから大型兵器に至るまで、鳥山デザインの幅広さを改めて感じさせました。
まさに芸術、鳥山メカ
鳥山明先生が生み出すメカの造形は、まさに芸術作品と言えるでしょう。
劇中意外にも、雑誌の扉絵やイラスト集に描かれた乗り物たちには、むしろ本編以上に強く心を惹かれるものがありました。
あの心揺さぶるメカのフォルム。
またいつか、あの世界に触れることができれば、そう願わずにはいられません。
(C) 鳥山明 集英社


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