人が住まない一軒家

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10代の頃、私の夫の両親は離婚し、姉弟バラバラに暮らすことになりました。
夫は母親と一緒に元々住んでいたアパート、姉は父親と隣町に一軒家を借りて住むことになったそうです。

これは義理の姉から聞いた、実際に体験した話になります。

目次

夫の姉

その頃彼女は思春期真っ盛りで、親の離婚で家族がバラバラになってしまったこともあり、精神的に少し不安定だったせいか、いつも以上に感覚が鋭くなっていたのかもしれません。
金縛りはもちろんのこと、家には自分一人しかいないのに人影を見たり、男の人の怒鳴るような声を聞いたり、いつも怒っている誰かの存在を常に感じがしたそうです。

さらには勝手に物が動いて置いてあった場所から移動したり倒れたりすることは日常茶飯事。寝ているベットがガタガタと動いたこともあり、ポルターガイストは本当にあるんだと信じるきっかけになっと言っていました。

怪現象の他に、井戸の周りで現代とはちょっと違う服装をした女の子が遊んでいるという夢を、度々見るようになったといいます。
何度も同じ夢を見るのを不思議に思っていましたが、ただの夢だと思って、気にしていなかったそうです。

ある日、庭で友人と談笑していると、ふと庭の一ヶ所が目にとまり、近づいてみると雑草の中にレンガを乱雑に積み重ねた、なにかの跡を見つけました。
好奇心から、友人と一緒に覆いかぶさった土をどけていくと夢でみたのとそっくりな井戸。
井戸は蓋が被せてあり、友人が開けてみようというのですが、なんだか嫌な予感がしたので、友人の手を引いて家の中に逃げていたったそうです。

つかまえた

夫の父は警察官だったので夜になっても帰ってこない事があり、そんな日は誰もいない家に一人ぼっちでした。
ある時、ソファーに横になって、テレビを観ながらうとうとしていると、急に家中の電気が落ちて真っ暗になったと同時に金縛り。

身動きがとれず暗闇の中で焦っていると、居間のドアがゆっくりと開いていく音が聞こえ、誰かがいるような気配を感じ、それが彼女の元へ、ゆっくりと近づいてきます。
絶対気づかれてはいけないと必死に息を殺して目をつぶりながら、きっと恐怖が存在しないものを想像させているんだと自分に言い聞かせました。
実際どのくらいの時間なのかわかりませんが体感で5分くらいすると、それは隣までやってきていて、右腕をギュッと強く掴まれたとたんに、耳元で「つかまえた」と女性の声が聞こえた。

気がつくと帰宅した父親に起こされたそうで、夢なのか現実なのか解りませんが、右腕の捕まれたあたりがヒリヒリと痛かったそうです。

度重なる怪現象によって、彼女はこれまで以上に精神的に不安定になってしまい、心配になった夫の父は急いで家から引越しました。

余談

この話には後日談があり、十数年経って、ある会社に努め始めると、上司が格安の掘り出し物の物件だと不動産屋から紹介されて、あの家を購入したという話を聞いたそうです。

最初はまさかね・・・と思ったのですが、得意そうに話をしているのを聞いているうちに確信したのでした。
これから引っ越しするらしいので、あえて何も言わなかったと言っていました。

しばらくすると理由は解りませんが、上司は会社を辞めてしまったそうです。
今でも、家はまだあって、誰かが住んでいるみたいですが、住人の入れ替わりが激しいそうです。

その家で何があったのか、井戸の側で遊ぶ少女の夢が意味していたのはなんだったのか、もう二度と行きたいくようなので、決して知ることはないでしょう。

※画像はイメージです。

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