背後霊って何だろう

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カジュアルに語られる霊に「背後霊」がある。
「人の背後にいる」という単純明快な名前の霊で、通常は自分自身が認識出来ない理由付けにもなっている優れた名称と言える。
だが「背後にいる」という以上の情報がない名でもあり、一体どのように考えたら良いのか、その取っかかりに欠ける存在でもある。

端的に言って、背後霊とは何なのだろうか。

目次

ガーディアン・エンジェル

背後霊に関する歴史的なソースは曖昧である。
守護霊であれば、キリスト教の守護天使や、祖霊信仰に繋がるのだが、背後霊を意味する伝承にはなかなか行き当たらない。

戦前の心霊研究家・浅野和三郎が言及しているようだが、これが一番最初であるかは曖昧だ。
google検索してみると、「背後霊 診断」「背後霊と守護霊の違い」「背後霊 スピリチュアル」「背後霊 画像」「背後霊 見える人」「背後霊 悪い」などの検索候補が出て来るが、起源や歴史に繋がりにくいワードばかりだ。

1歩立ち戻って比較的情報のある「守護霊」について、まず考えよう。
守護霊という語句は、キリスト教系の「Guardian Spirit」の訳語であり、先の浅野和三郎が提唱した言葉であるとされる。

ここで明確な語弊が生じているのだが、
「Guardian Spirit」は「Guardian Angel」
すなわち「守護天使」と訳すべき語句でもある。

つまり、人が死んだ後に身体から抜け出る仏教的な「霊」ではなく、何らかの役割を持った神の使いである「天使」の要素が極めて強い。
従って、守護霊もその出自の個性より、「守る」という使命によって定義される存在となっている。

仏教と神道中心の日本において、天使は身近なものではないため「ご先祖様が守ってくれる」という祖霊信仰に引き寄せ、敢えて天使の要素を切り捨て、「守護霊」と表現したのだろう。
では、その守護霊が後ろにまわって、背後霊の出来上がりかというと、それは少々短絡的である。

何故背後にポジショニングするのか

あなたが誰かを守る時、どこに立つだろうか。
困難がやってくる方に進み出て、盾となって立ち向かうだろう。
無論、後ろに立つ場合もある。
これは、どこから困難がやって来るか分からない場合だ。

守る対象を視界に入れつつ、周囲に視線を配るポジションである。
これは斜め後ろであるから、背後霊と言って差し支えはない。
差し支えないが、この背後霊氏はあまり力のある存在とは言い難い。

まず、未来を予知するような力はない。だからこそ、背後のポジションで監視が必要となっている。
かといって、上から監視する飛行能力もない。
ただ、見逃さないよう歩いて付いて来る事しか出来ない。

背後以外に守護霊がいるなら、そちらの方が頼もしそうだ。

背後霊の限界

一方、守護以外の悪意で取り憑く霊が、背後霊ポジションを取る場合もあるという。

むしろ・・・

  • 守護霊は生涯に渡る先天的なもの
  • 後天的に付いたり離れたりする霊こそが背後霊である

との解釈もある。

ただ、この悪意の背後霊も、あまり力のある霊と考え難い。
対比として幽霊の出る心霊スポットなどに行き、霊障を受ける場合を考えよう。
このような霊障スポットは、複数人に害を及ぼして初めて人の噂に上がるものだ。

ここにいる霊は、訪れた短時間に霊障を発生させていると考えれば、その力は背後霊より桁違いに強い。
ロックオンして遠隔で霊障を与えている可能性もあるが、こちらも近接攻撃しかできない背後霊より強いと考えるのが自然だ。

スポットから幽霊が憑いてきて背後霊化する場合なら、力の程度は同じと考えられる。
だが、これでは心霊スポットが成立しない。
1霊障で1体ずつ霊が減って行くのだから、よほどの大量死の現場でない限り、すぐ幽霊が枯渇してしまう。

霊障を与えてすぐに戻って来るというなら、人は「気のせい」「ちょっとした不調」と感じるだけで終わってしまう。
これに比べて背後霊は、人を害するのにベストなポジションにありながら、長期に渡って半端な危害しか加えられず、何かしら霊感のある人の指摘でようやく認識される程度だ。
つまり良い背後霊も悪い背後霊も、そこまで極端な力はなく、頼りすぎる事も恐れすぎる事もない。

霊の曖昧性

もう1つ意識しておくべき事は、あなたの宗教観次第では、背後霊が成立し得ない事である。
仏教の場合、死者の魂は転生してしまうから、そこらに霊が残っている道理がない。
往生できずに現世に悪霊が残る可能性はゼロではないかも知れないが、守護のために霊が憑くというのはあり得ない。

それでも憑いている感じがするなら、お地蔵様にお参りすると良い。
それは地蔵菩薩の専門領域だ。
神道の場合、人は死ねば黄泉に行く。それが霊として世に残る事はあり得ない。

ただし、八百万の神々の何かである可能性はある。
この場合、神社でお祓いしても良いし、お地蔵様にお参りしても良い。神仏習合によって、既に神道信者も地蔵菩薩の担当領域だ。
キリスト教系も、死者の霊が直接取り憑くものではない。きちんと守護天使に昇華後の事だ。
悪魔は憑くかも知れないが、それは霊ではない。

自分の中に背後霊を持つ

背後霊は万能ではないし、宗教によっては教義とに真っ向から反する存在だ。
スピリチュアルはオカルトをつまみ食いするが、時に悪い処取りして人を不安にする道具に使われる事がある。
背後霊が何であって何ではないか、よく自分の中でまとめておく事が、重要である。

参考:
・スピリチュアリズム研究ノート 浅野和三郎の「神霊主義」:その1
・ピクシブ百科事典 背後霊
・ウィキペディア 守護霊

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